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箱に書かれた「UVカット97%、81%」はどういう意味か

2026.10.02
箱に書かれた「UVカット97%、81%」はどういう意味か

コンタクトレンズの仕様の欄に、こんな行がある製品があります。

UV Protection: 97% UVB & 81% UVA

数字が2つあって、しかも違います。どちらが大事なのか、高ければ高いほどよいのか、サングラスはいらないのか、気になってきます。

2つの数字は別の種類の紫外線です

紫外線は波長によって分けられます。レンズの仕様には、ふつうUVAとUVBの2種類が別々に書かれています。97%と81%は「それぞれの紫外線のうちレンズがカットする割合」と読めばよいでしょう。残りはレンズを通り抜けるということです。

2つの数字が違うのはまちがいではありません。紫外線の種類によってレンズがカットする度合いが違うことがあり、それを分けて書いているのです。

アメリカには等級の基準があります

アメリカの規格ANSI Z80.20は、UVカットのソフトレンズを2つの等級に分けています。

  • クラス1:UVAを90%以上、UVBを99%以上カット
  • クラス2:UVAを70%以上、UVBを95%以上カット

この基準を扱った研究は、クラス2を「一般的な環境」に勧められる等級として紹介しています。クラス1は、それより高いカット率を求める等級です。

ただし、この等級がすべての国、すべての製品の表示に使われているわけではありません。どの基準で表示しているかは、製品の箱やメーカーの資料によって違います。この記事で特定の製品がどの等級かを判断しないのはそのためです。仕様の欄の数字はメーカーが公開している値だ、ということだけ覚えておけば十分です。

同じ基準で市販のレンズを試験した研究では、調べた4種類のうちクラス2を完全に満たしたのは1種類でした。かなり前の特定の製品の結果であり、今の製品も同じだという意味ではありません。ただ、UVカットと書かれていても、カット率は製品ごとに違うことがあることを示しています。だから文言より数字を見るほうがよいのです。

レンズが覆う範囲は決まっています

UVカットレンズは、角膜とその周辺(輪部)を覆います。研究は、そのためレンズはサングラスが防げない横から入る光を防ぐのに役立つ可能性があると説明しています。

しかし、レンズが覆えない場所もはっきりしています。まぶたや目のまわりの皮膚、レンズの外側の目の表面は、レンズでは守れません。

つまり、レンズのUVカットとサングラスは別の役割を果たします。レンズは目の上で覆っている範囲を守り、サングラスや帽子は目のまわりや横から来る光を減らします。どちらかがもう一方の代わりになるとは言いにくいのです。

表示を見るときに知っておきたいこと

  • 数字で比べましょう。 「UVカット」という文言だけの製品と、UVA・UVBの数字がそれぞれ書かれた製品とでは、情報の量が違います。
  • UVAとUVBを一緒に見ましょう。 一方の数字が高くても、もう一方も高いとは限りません。
  • レンズ1枚ですべての紫外線を防げるとは考えないでください。 カット率が100%でなければ、残りは通り抜けます。
  • 製品の仕様はメーカーの資料で確認しましょう。 販売者の仕様と箱の表示が同じかどうかもあわせて見るとよいでしょう。

紫外線に関する目の健康の問題は人によって違います。どのレンズと保護の方法が合うかは、専門家と相談してください。製品の仕様を読む別の方法は、箱の側面の小さな数字でまとめました。

参考資料

この記事は一般的な情報であり、特定の製品が目の病気を予防・治療するという意味ではありません。目の保護とレンズ選びは、専門家の検査とアドバイスに従ってください。